Discography

●講習前の心境
 ”仕事はしたいけど、仕事が見つからない。しかも健康に不安がある”何もかもがイヤになって、前に進もうと思っても気持ちだけで空回りしている自分に腹が立って仕方のない毎日だった。そんな中、訓練校でビジネス講習の募集をしていることを職安で知る。
 とは言え、前職が短期のアルバイト、なおかつその前は公務員(のようなもの→公営企業なので)ということで、雇用保険など関係がないことで、
”受講資格がないんじゃ、俺には関係ないか・・・”とあきらめていた。
 しかし、
「特例ということで、安定所からの推薦という扱いで受けられるようにします」と職安から電話連絡を受ける。そして入所選考日に訓練校へ行った。駅から訓練校までの道のりは遠い。(眼の神経が良くない持病の症状なので車の免許は持っていない上、それが元で自動車学校通いをやめてしまった)以前Excelの試験などで行ったことはあったが、正直歩くにはきつい。でも、今までの苦しかったことを考えれば、たかだか道が遠いなどという位で弱音を吐いてはいられない。
 入所選考でありきたりのことを用紙に書いて、その日は終わった。後日、採用通知が届く。
 そのことを顔なじみの振興局の就業相談員の人に話したら、

「君は知らない人じゃないから、特にきつくやってもらうように話しておこうか」
 
・・・実際その通りで厳しい訓練が始まった。先生のおっかないのなんのって(苦笑→先生は相談員さん宅の身内の方でした)
●講習が始まってから
 パソコンや簿記のことがメインとなるが、最初の2日間はマナー・エチケットで、これがかなり厳しかった。
「パソコンができてもマナーとかがなっていないと”仕事ができる”とは言わない」
このことが特に頭に焼き付いている。
 そしてようやくパソコンや簿記の講習に入る。簿記は日商3級は持っていたけど、専門学校時代に検定に合格したというだけで、実用的なものが身に付いているとは言いがたい。今回は日商3級対策の授業であったが、その後自分で経理関係の本を買って勉強するようになる。でも、授業態度はあんまり良くなかったようで、W先生ゴメンナサイ・・・
 ワープロは一太郎時代に検定の3級に合格していたが、今の主流のWordはあまり使いこなせているほうではなかった。これはとにかく練習しかない、と思い、朝も昼食後も、そして放課後も問題集で練習を重ねた。そして3級合格。苦労が報われたのを痛感した。
 しかし、その後のExcelではMOUS一般を合格していたことで油断の気持ちが強く、身が入っていないようだった(訓練校での検定は受けていない)PowerPointはまあまあの出来。WordとExcelのリンクでハガキ印刷やラベル印刷のやり方はこれからの積み重ねでうまくなるような感じをつかめた。
 キースキル講習は2日間。以前この訓練校の講師だった方の話は参考になった。

「人生は途中で投げたらいけない。些細なことでもきっかけになる。展開は自分の発想から」
ということで、すごくためになった。
 性格診断や他の人から話を聞いてその人になりきって自己紹介をしたりとか、いろいろと役に立った。
●講習全体の感想
 訓練校での授業は終わりだけど、この後の職場実習で実際に仕事をしての訓練になる。”やっと終わった”ということではなく、ようやくこれからがスタートラインということで、今後も頑張っていきたい。
 その他、同じ講習生として、いろいろな経験を積んだ人たちと知り合い、いろいろと話したりした。帰りに車に乗せていただいた方には特に御礼申し上げます。
 この講習で、
今までの自分が慢心に浸っていたことに気付いたとか、もっとうまくなりたいという向上心が強くなったりとか、広く情報を集めて自分の目指す道を考えたりとか、貴重な経験を積むことができた。今後は自分で考えて動くことが特に要求されるが、この自信になったことを生かして自分を高める努力を欠かさないことを強く抱きたい。

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