バカ犬はいない!だってバカなのは・・・・
よく「うちのバカ犬が」という飼い主様がおります、それを聞くと内心[そんなことも教えられないなんて]と思ってしまいます。しつけは簡単ではありませんが、いい子になるのも悪い子になるのもご家族しだいです。
ネガティブにとらえない
始めてお迎えするご家族がしつけで悩むのは仕方ありません、ですがその理由を「この子がおバカなの」と、その子のせいにするのは自分が間違えてないとアピールしているだけです。ならばいっそのこときちんとしたプロに相談をする、それが一番かと思います。
Q.ビーグル飼ってますなかなかやんちゃなのですが、みんなこんな子なんですか?

ビーグルは本来とても頭が良くて、嗅覚も鋭いハンタータイプ。ただそのぶん、好奇心が強くて自分ルールを作っちゃう子も多いです。だからこそ、「叱る」より「褒める」を積み重ねてあげることが大事。根気がいるけど、信頼関係ができてからのビーグルは最高に素直ですよ。
引っ張らない子にするには?

散歩中に引っ張るのは「自分が先に行きたい!」という気持ちの表れです。最初は短めの距離で、立ち止まって「待て」を繰り返すと、ちゃんと「人のペース」を覚えてくれます。焦らず、あくまで“楽しい散歩”の時間として覚えさせましょう。
逃亡しない子にするには?

「外の世界より飼い主さんのそばが安心」と思わせてあげること。呼ばれたら戻ってくる子は、単に“しつけができてる”んじゃなくて“信頼してる”んです。普段から名前を呼んだら笑顔で反応、戻ってきたらしっかり褒めてあげてください。
車に乗せると吠えるのはなぜか?

初めて車に乗る子は「揺れる・音がする・景色が動く」の三重ストレス。まずはエンジンだけかけて一緒に座る、5分だけドライブしておやつをあげるなど、「車=怖くない」を積み重ねていきましょう。吠えは不安のサインなので、落ち着かせるところから。
抱っこ嫌いは直る?

「押さえつけられた」経験で苦手になっていることが多いです。無理に抱えず、そばに座る→撫でる→少しだけ抱く…と段階的に。信頼ができれば自然と抱かせてくれるようになります。焦らず“安心を積み重ねる”。
マテ・お座りしかできません。

それで十分立派。無理に難しいことを増やす必要はありません。「マテ」ができるなら解除(「ヨシ」など)もセットで教えるとさらに伝わりやすいです。命令より「生活の中でどう伝わるか」を大切に。
お留守番はどうしつけていくのか?

短時間から慣らし、出入り時は“何もなかったように”淡々と。大げさに構うと「離れる=悲しい」と学習します。落ち着ける環境づくりを。朝の給餌と出発をセットにする等、家庭のルールで安定させるのも有効です。
しつけは何歳までにしてあげるべき?

幼齢期(生後3カ月〜半年)は吸収が早く“土台”が作られる時期。ただしその後も修正は可能です。年齢が上がるほど時間はかかるため、早いほどベターというイメージで。
どんな子も、“ちゃんと見てくれる人”には心を開きます。しつけは命令じゃなく、心を育てること。「ちゃんとできたね」って言葉が、その子の一番のごほうびです。